<基本計算÷0.1>

「小数点でわる」計算は中学でもよく使います。意外と簡単なのに、めちゃくちゃ時間がかかって、そのうえ間違えるっていう人がいます。

「もったいない」です。

前回の「(基本)÷1ケタ」を利用します。忘れた人は、見なおしておきましょう。

<ポイント>

小数点をはずし(移動し)て計算する。

<ことばの基本>

4 ÷ 0.2 = 20の計算で、「4」をわられる数、「0.2」をわる数、答えの「20」を商(しょう)と呼びます。

まずは、チェック。

4 ÷ 0.2 = 20 (40 ÷ 2 = 20と同じ)

「わる数の小数点」を右に1つずらすと同時に「わられる数の小数点」を右に1つずらす。

4は40

0.2は2

になります。

そして、40 ÷ 2を計算すると20になります。

この答えは、「4 ÷ 0.2」の答えと同じです。

「え〜、なんで〜、わから〜ん」はナシです。

今は、「そんなものか」と思って、覚えましょう。

さぁ、練習。

  1. 6 ÷ 0.2 = 30 (60÷2=30)
  2. 8 ÷ 0.4 = 20 (80÷4=20)
  3. 12 ÷ 0.4 = 30
  4. 28 ÷ 0.7 = 40
  5. 45 ÷ 0.9 = 50

そんなに、難しくはないでしょ?

次は、もうひと頑張り。

6 ÷ 0.02 = 300 (600÷2=300)

です。

ポイントは、小数点の移動です。

「わる数の小数点」を右に2つずらすと同時に「わられる数の小数点」を右に2つずらす。

つまり、

600 ÷ 2 = 300

と同じ意味になります。

では、続けて練習です。

  1. 6 ÷ 0.03 = 200 (600÷3=200)
  2. 8 ÷ 0.02 = 400 (800÷2=400)
  3. 12 ÷ 0.03 = 400 (1200÷3=400)
  4. 12 ÷ 0.06 = 200 (1200÷6=200)
  5. 28 ÷0.07 = 400 (2800÷7=400)

ここまでできれば、大丈夫。

では、仕上げに

  1. 2.8 ÷ 0.07 = 40 (280÷7=40)
  2. 1.2 ÷0.06 = 20 (120÷6=20)
  3. 1.6 ÷ 0.04 = 40 (160÷4=40)
  4. 8.1 ÷ 0.09 = 90 (810÷9=90)
  5. 3.2 ÷ 0.04 = 80 (320÷4=80)