12月15日に保健・体育のスクーリングで,「朝倉医師会 介護老人保健施設 アスピア」様を見学しました。
生徒の中には,将来,介護関係の仕事を希望している人もいるので,とてもよい体験の機会を得たと思います。
最初,事務局長による施設の概要の紹介を受け,その後,施設内を見学しました。施設は建設から十数年経っているとは思えないくらいきれいに維持管理されていました。
広い空間に,職員の方が忙しくし行き交う中,私たちは邪魔にならないように見学させていただきました。
ちょうど,クリスマス間近ということで,イベント「クリスマスバイキング」のお手伝いをさせていただきました。
といっても,介護のお手伝いはできないので,食器などの配膳を体験させていただきました。皿や,茶碗をお年寄りの方が取りやすいようにトレイの縁に伏せておくという,ちょっとした心遣いや,配布物を渡すときには,肩をやさしくたたいて,相手に気づいてもらい,手渡しをするなど,普段なにも気に留めていないことに心を配る配慮が必要なことを学びました。
お年寄り一人ひとりの健康状態や介護レベルに合わせた食事が用意され,職員の方が用意された申し送りを見なが手際よく配膳の指示を出されていました。
食事の時は,投薬もあるので,職員の皆さんはかなり神経を使っていました。最初,私は,配膳は配るだけなので簡単だと思っていましたが,実は食事の時間はとても管理に注意が必要な時間だったのです。
食事の後,私たちはお年寄りひとりひとりについて「漢字」「塗り絵」「計算」などのお手伝いをしました。私には単なるレクにしか見えないのですが,それぞれに,手首の運動,脳のトレーニングなど,それぞれの活動に意味がありました。
歩行訓練も見学させていただきました。お年寄りの方が車いすから訓練用の杖を支えに,ゆっくり立ち上がり,指定の場所まで歩い行き,戻ってきます。訓練は,職員との何気ない冗談などおしゃべりをしながら進みました。私の娘が初めてつかまり立ちで壁づたいに歩いた時を思い出しました。
職員の方は,入所・通所されているお年寄り一人ひとりの介護度合いも含め好きなこと嫌いなこと得意なことそうでないことなど個性まで含めて把握されていらっしゃいました。それができて初めてサポートができるとのことです。
9:30から14:00までの見学でしたが,あっという間に時間が過ぎました。ぜひ,来年もスクーリングをお願いします。
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