実は、覚えることより、覚えたことを確認することの方が重要です。
英語で成績が伸びない人のほとんどが、単語を覚えていません。人称代名詞、数詞、週や月、不規則動詞の活用、よく使われる副詞・形容詞などを覚えていません。
そこで、英語の単語を覚えましょうと言って、勉強している様子を見ていると、これまた、ほとんどの人が、ただ単語を写しているだけなのです。声に出して書いてはいません。(塾なので、まわりに人がいれば、声は出さないように指導していますが、誰もいないときは声を出すように指導しています。)さらに、確認テストは、ほぼだれもしません。
私は、今ままで、自分も含めて、声に出さずに確認テストもせずに、写しただけで英単語を100個覚えきった人に会ったことがありません。(おそらく、そういう人は志義には来ないからでしょうが。)
さて、今回は、「確認のし方」を中心に紹介します。それでも、せっかくなので、覚え方にも簡単にふれておきます。
覚え方も確認のし方もほとんど同じです。
スペルを書き写すときは、声を出しながら。
これが、基本です。英単語をなかなか覚えられないという人のほとんどが、スペルを写すとき、黙って書いています。英単語は音を記号で表した文字(表音文字)なので、声に出して覚えるのが効果的です。といいますか、声だけでなく、目で見て、口を動かし、手を動かして大脳にたくさん刺激を送り続けることで、効率よく英単語を記憶できるのです。
確認のし方
- A4の紙1枚を用意します。(裏紙でもOK。)
- 縦に半分に折ります。
- 横に半分に折ります。(4回繰り返す。)
- 広げます。
- 左に英単語、右に日本語(意味)を1行飛ばしで書きます。
- 半分に折ってテスト。(日本語)広げて答え合わせ。
- 半分に折ってテスト。(英単語)広げて答え合わせ。
- 間違いのやり直し。(終わり)
1.A4の紙1枚を用意します。(裏紙でもOK。)
2.縦に半分に折ります。
3.横に半分に折ります。(4回繰り返す。)
4.広げます。
5.左に英単語、右に日本語(意味)を1行飛ばしで書きます。
スペルを写すときは声を出してください。
6.半分に折ってテスト。(日本語)広げて答え合わせ。
7.半分に折ってテスト。(英単語)広げて答え合わせ。
声を出しながら英単語を書きます。
8.間違いのやり直し。(終わり)
間違いやたまたま正解したものをきちんとやり直しておきます。ここまでやれば完璧です。